歴史ある佇まいの中で、こだわりの味を!
①すし久
創業は天保年間という老舗。現在の建物は、明治2年の遷宮時に出た宇治橋の古材の一部を使用して建てた伊勢の貴重な文化財。伊勢の田舎料理を提供しているが、いちばん人気はてこね寿し。肉厚のカツオと御絲産コシヒカリの酢メシの相性はバツグンだ。
- 伊勢市宇治中之切町20(おかげ横丁内)
- 0596-27-0229
- 10:30~20:00(LO19:30)
- 年中無休(一部夜間休あり)
伊勢志摩近海でとれた季節の魚が具材に!
②海老丸
伊勢海老やアワビなど、地元の近海でとれた新鮮な魚介類を使った漁師料理が食べられると評判の店。てこね寿司しも定番のカツオ、マグロだけでなく、冬は伊勢海老、夏はアワビと季節の素材を使ったものが楽しめる。お米はこだわりの庄内米を使用。
- 伊勢市宇治中之切町52(おかげ横丁内)
- 0596-23-8805
- 11:00~17:30
(LO17:00季節で変動)
- 年中無休
店からの眺望は、料理の絶好の隠し味!?
③食国蔵王ヴィスタ・マーレ
「世界に誇る日本の絶景レストランBEST30」に選ばれたレストラン。眼下に広大な太平洋を望みながら食事が楽しめる。なかでも人気なのが、てこね寿司と伊勢うどんがセットになった伊勢志摩膳。カキフライ(冬期)などもついたぜいたくなセットだ。
- 鳥羽市国崎町3-3 鳥羽展望台内
- 0599-33-6201
- 食事10:30~15:00
(日祝10:00~15:30季節で変動)
- 年中無休
創業50余年。昔ながらの味が懐かしい!
④七越茶屋
「麺通をうならせるうどん屋」としてその名が知られている七越茶屋だが、名物伊勢うどんだけでなく、てこね寿司の味も絶品。口当たりのよいように薄めに切られたカツオ、秘伝のづけダレは、ごはんにほどよく絡み、絶妙なハーモニーを奏でる。
- 鳥羽市鳥羽3-4-32
- 0599-26-3690
- 昼11:00~15:00
夜/不定時(要問い合わせ)
- 水曜
メニューはてこね寿司のみ。こだわりの名店
⑤プリンス
てこね寿司の故郷・志摩で、初の専門店として開業。酢飯と魚を手で混ぜ込んでいたものを、彩りよく酢飯の上にのせたのは、ここが最初とか。てこね寿司は3種類。並はカツオのみだが、上は旬の地魚を含め4種、特は6種と見た目も豪華な内容に。
- 志摩市浜島町浜島1787-17
- 0599-53-0157
- 11:30~18:00
(LO17:30・品切れ次第終了)
- 水曜(祝日の場合は翌日)
老舗寿司屋こだわりの味付けで、てこねを!
⑥おとや
明治41年創業の老舗の寿司・和食店。てこね寿司にはいちばん味が良いとされる3~5kgのカツオをはじめ、イサキなど旬の地魚を使うことも。タレは誰もが食べやすい甘めの仕上がりだが、大葉やショウガなどの薬味が絶妙なアクセントとなっている。
- 志摩市阿児町鵜方1692
- 0599-43-0074
- 昼12:00~13:30
夜17:00~21:00
- 水曜
もう一つの名物料理・伊勢うどんとは?
伊勢を訪れ、食べてビックリするのが、伊勢うどん。ずんぐりとした太い麺を、たまりしょう油がベースの濃厚なタレに絡めていただくのだが、徹底的にコシを失くすまで柔らかく茹でられた麺は、讃岐うどんと対極にある。また、非常に濃く見えるタレだが、甘みが強く、後味がまろやかなのが特徴。
伊勢うどんの歴史は古く、江戸時代以前から伊勢の地に存在していたと伝わる。江戸時代に大流行したお伊勢参り(おかげ参り)に訪れた旅人を、温かくもてなしたのも、この伊勢うどんである。
讃岐うどんや一般的なうどんとはかけ離れた食感に最初は戸惑いを覚えるが、何度か食べるうちに、不思議なモチモチ食感がクセになってしまうのである。