粉もの屋ならではの工夫いっぱい
①粉もんや もりまる
ごはんと焼きそばに猪の肉、タマネギを入れ、焼きそばソースを絡め、鉄板で炒めたそばめしの上にフワトロ玉子が。ソースは辛子マヨネーズ、ケチャップ、お好み焼きソースと3種を使用。地元産猪の肉は旨みがあり、オムライスをさらに引き立てる。
- 宝達志水町小川4-106
生鮮館ちゃれんじ敷地内
- 0767-28-3050
- 昼11:30~14:00、夜17:30~23:00
しょうゆとケチャップが美味しい出会い
②志お食堂
昔ながらの食堂のメニューが並び、地元で愛され続けている店。オムライスは、しょうゆベースの焼き飯を薄焼き玉子で包み、ケチャップを掛けたもので、昔懐かしい味が…。ポークソテーが付いたオムライスはボリューム満点で、食べごたえ十分と評判に。
- 宝達志水町敷浪ハ-56-1
- 0767-29-2293
- 8:00~19:00
- 日曜不定休
ソースの隠し味に町の特産品のいちじくが!
③居酒屋 味好
チキンを使ったケチャップライスを玉子でフワッと包んだオムライス。味の決め手は、トマトをベースに隠し味に地元の特産いちじくのジャムを使ったソースだ。若干甘みのあるソースは、クセになる味と評判。親子で営むアットホームな雰囲気も〇。
- 宝達志水町荻市い1
- 0767-29-4337
- 17:00~23:00
- 月曜
日本海の美味しいとこどりを楽しめる!
④寿し割烹 かわばた
能登にきたなら、オムライスより日本海の海の幸をという人にお薦めなのが、おむらい寿し。焼いたのど黒と半ボイルのカニ足が入った酢飯を、フワトロ玉子が包む逸品。目にも鮮やかなピンクのソースの謎が知りたい人はぜひ、注文して大将に聞いてみて。
- 宝達志水町今浜ト270-1
- 0767-28-4027
- 17:00~23:00
- 木曜日
最後までアツアツ。おこげもうれしい!
⑤焼肉旬彩 牛太郎
混ぜたビビンバの上に、プレーンオムレツがのったオムライス。普通の生卵の乗ったビビンバとは違った食感と味が楽しめる。ソースは、ケチャップをベースに自家製コチジャンをプラスし、より深い味わいに。もちろん石焼きならではのおこげも最高。
- 宝達志水町今浜へ135
- 0767-28-2438
- 昼11:30~14:00
夜16:00~22:30(日祝11:30~21:30)
- 水曜日
オムライス誕生秘話
日本人なら老若男女問わず、みんな大好きなオムライス。今は洋食の定番メニューとなっているが、実は、オムライスは日本生まれの料理なのだ。考案したのは大阪で「パンヤの食堂」(現「北極星」)という洋食屋を開業していた北橋茂男氏。
大正14年のこと。胃が悪く、いつもオムレツと白いごはんを食べている店の常連客がいたが、「いつも同じものでは可哀そう」と、マッシュルームとタマネギを加えたケチャップライスを薄焼き玉子でくるんで、そのお客さんに特製料理として提供。
たいへん気に入った常連客は、「おいしいやん、なんやこれ?」という問いかけに、北橋氏は「オムレツとライスやからオムライスでんな」と、当意即妙に答えた。これがオムライス誕生の瞬間なのである。
やわらぎオムライスの由来
ソメイヨシノなど約1500本が植樹されており、能登有数の桜の名所となっている「やわらぎの郷」は、オムライスの父・北橋茂男氏が建立した太子殿などを擁する公園。園内には、夜空の道しるべのように輝く北極星に向い指をさす北橋茂男像もある。
このやわらぎの郷にちなみ、また、オムライスという料理は、美味しさややさしさを包むことから始まったという意味も込め、宝達志水町のオムライスは「やわらぎオムライス」という名がつけられたのである。