4月は入学や入社の季節。また、転勤で新しい環境で過ごすという人も多い。そして、5月になると、子どもたちには春の運動会や遠足という行事が待っています。この時期だからこそ、コンビニ、外食まかせだった自分や家族の昼食を、オリジナルのお弁当に変えてみませんか? 常備食材を使ったり、前の晩にある程度準備したりしておけば、ちょっと早起きするだけでOK。
経済的にもお得だったり、栄養バランスをしっかり管理できたりといいことづくめ。お弁当作りを楽しんでいる主婦たちのお弁当を参考にして、この春はお弁当デビューしてみませんか!? そして、自家製のお弁当をもっとも美味しくするスパイスは、持っていく人への愛情です。
陸上大会に出場した高校生の娘に持たせたお弁当。大会の合い間に食べることになるので、片手でもサッと食べやすいように、肉巻おにぎりはラップで包みました。陸上大会頑張れ!の気持ちを込めて。
材料
- ごはん
- 茶碗軽く2杯分(約300g)
- 豚バラ肉
- 300g
- 焼肉のタレ
- 適量(お好みで)
- 卵
- 1個
- ミニハンバーグ
- 2個(市販の冷凍のもの)
- ミニトマト
- 3個
- パセリ
- 適宜
作り方
- ごはんを俵状に握る
- 豚バラ肉をごはんにしっかりと巻いていく
- 2を、油を引いたフライパンにいれ、全体によく火が通るように焼き目をつけていく
- そこに焼肉のタレをいれ、からめる
- キッチンペーパーを敷いた皿に取りだし、粗熱が取れたらラップで包む
- ラップをしたまま、お弁当箱に詰め、空いたところに半切りにしたゆで玉子、ミニハンバーグ、ミニトマト、パセリなどを詰めれば完成。
(*写真は撮影用に、肉巻おにぎり1個のラップを取り、半切りにしていますが、実際に詰めるときはラップをしたままで)
トントンのワンポイントアドバイス
バラ肉は300gとありますが、実際に使うのは80~100g程度でもOK。ポイントは、肉をしっかりときつめに巻きつけ、タレを入れてからよくからめること。ラップに応援メッセージを書いたり、シールなどを貼ったりしても可愛く仕上がります。また、大会のお弁当なら、使い捨て容器に入れるのもおすすめ。
「いつもありがとう」という気持ちを込めて作りました。主人のために、栄養が片寄らないように、いつも“野菜もりもり〟を心がけて作っています。そして忙しい朝でも、フライパンでいっぺんに炒めれば、時間短縮に。
材料
- ごはん
- 300g
- カラフルふりかけ
- 適量
- 鶏ムネ肉
- 50g
- 厚切りハム
- 1/2枚
- ニンジン
- 1㎝程度の輪切り2枚
- 大根
- 1㎝程度の輪切り2枚
- さつま揚げ(四角)
- 1枚
- 焼肉のタレ
- 適量
- タルタルソース
- 適量
- 卵
- 1個
- レタス・パセリ
- 適宜
作り方
- 油を引いたフライパンに鶏ムネ肉、ハム、ニンジン、大根、さつま揚げをすべて入れ、焼肉のタレをからめながら炒める
- 別のフライパンで厚焼き卵を作る
- レタスを敷いたお弁当箱に、色のバランスを考えながら、それぞれのおかずを入れ、鶏ムネ肉にはタルタルソースを掛ける。彩りにパセリを散らす。
- ごはんは別途、弁当箱に詰め、カラフルふりかけ(ゆかりなどでもOK)を振りかければでき上がり。
トントンのワンポイントアドバイス
すべて一緒に炒めるとなっていますが、火が通りにくい固い食材から順に入れて炒めた方がよりムラのない仕上がりになります。おかずは、色のバランスが大事。彩りが豊かだと、食欲がわきますから。また、季節の野菜などを入れるとさらに華やぎます。
増田知子
(監修・調理/トントンこと増田知子<フードコーディネーター>)
証券会社に勤務後、小さい頃から好きだった料理を仕事にしようと、フードコーディネーターの資格を取得。メニュー開発や店舗コーディネートの仕事を経て、キッコーマンで和風総菜の商品開発の仕事に携わる。その後、フリーで活動を始め、雑誌や広告の撮影・メニュー開発・料理教室などで活躍。2011年に結婚、2012年に一児の母となり、料理への思いがより強くなり、料理をする人も、それを食べる人も幸せになれるようなレシピを研究中。