桜の花が散り、葉桜が美しい季節になると、気温がいっきに上がり、いよいよ春の行楽シーズン、真っ只中に。今年のGWは、1日休めば6連休、7連休がとれるカレンダーになっています。きっと家族やカップルで、旅行やピクニックなどを予定している人も多いはず。
またGWが開ければ、子どもがいる家庭では、春の運動会や遠足などといった行事が待っています。そんな行楽や行事のときに、持って行きたい、持たせたいごはん彩々流お弁当のレシピを紹介。ちょっとした工夫で、彩りも美しく、調理も簡単なお弁当の出来上がり。
そんな彩々流行楽お弁当を持って持たせて、春のうららかな1日を楽しんでみましょう。
一人用のお弁当と違い、かなり量が多いため、どうしても色が偏りがち。そのため、食欲をそそる彩りも大切なポイントになってきます。混ぜご飯にしたり、ごはんを小分けにしたり、野菜やピックなどを上手に利用したりと、食べやすくする工夫して、彩りも楽しいお弁当を作ってください。
【一の重/ごはん編】
- スクエア桜ごはん
- ごはんには細かく刻んだガリを混ぜ込み、味のポイントに。上には薄焼き卵と、桜のフローズンフレークを散らして、彩りを演出。スクエアな形に作るために、和菓子が入っていた空き容器を使いました。
- 花びらごはん2種
- プリンカップなどで形を作ったごはんの上に、薄切りにしたキュウリ、ラディッシュを花びらのように広げ、その上にイクラをのせて華やかに。ごはんには、青菜のふりかけ、赤シソのふりかけを混ぜて、色と味のポイントに。
【二の重/おかず編】
おかずはだし巻き玉子以外は、すべて前日に作ることができ、2?3日と日持ちするものもあるので、当日あせらずに、お弁当作りができます。
- 豆腐入りふんわり松風焼き
- しば漬けを混ぜ込むと、春色の彩りに。
【豆腐入りふんわり松風焼き】レシピ
<材料>
- ・鶏ひき肉
- 200g
- ・木綿豆腐
- 100g
- ・玉ねぎ
- 80g
- ・しば漬け
- 40g
- ・卵
- 1個
- ・塩
- 小さじ1/2
- ・しょうゆ
- 小さじ1/2
- ・片栗粉
- 大さじ2
- ・けしの実
- 適量
<作り方>
- 玉ねぎ、しば漬けをみじん切りにする。
- けしの実以外の材料、調味料をボウルに入れ、手でしっかりと練り混ぜる。
- パウンドケーキなどの型に1.を入れ、手で押し、形を整える。
- オーブンの天板に湯を注ぎ、160℃に予熱したオーブンで40分焼き、粗熱が取れたら好みの大きさに切り分ける。
- お好みで、表面にけしの実を振りかける。
- 海老と桜色大根のピック刺し
- 桜型で抜いた大根は、赤シソのふりかけを混ぜた甘酢に漬けて桜色に。
- 菜の花の昆布〆
- 塩ゆでした菜の花を昆布で挟んで、昆布〆にすると日持ちもします。
- ミョウガの甘酢漬け
- ミョウガの色が、酢につけることで鮮やかに。
- だし巻き玉子
- パプリカのきんぴら
- 手綱こんにゃく
ごはんは、家にあるゼリーやプリンなどのお菓子の容器を使えば、簡単にキレイに形を作ることができる。またフタなどは、そのままごはんを載せる台に使えば、取り分けも簡単に。
シールやテープを使えば、誰のものか一目瞭然に。
増田知子
フードコーディネーター
証券会社に勤務後、小さい頃から好きだった料理を仕事にしようと、フードコーディネーターの資格を取得。メニュー開発や店舗コーディネートの仕事を経て、キッコーマンで和風総菜の商品開発の仕事に携わる。その後、フリーで活動を始め、雑誌や広告の撮影・メニュー開発・料理教室などで活躍。2011年に結婚、2012年に一児の母となり、料理への思いがより強くなり、料理をする人も、それを食べる人も幸せになれるようなレシピを研究中。
今回は、私の大好きなごはんを使った、バリエーション豊かな楽しい行楽弁当になりました。みなさんも、今回のポイントや独自のアイディアをプラスして、楽しいお弁当を作ってみてください。