都内にいながら、各地方の名産品を購入できると人気が高いアンテナショップ。各種アイテムを実際に手に取って比較し、ショップスタッフから説明を受けて購入できるのが、ネット通販では味わえない魅力となっています。今回は、米どころのアンテナショップを巡り、各地方の食卓には欠かせない人気の〝ごはんのとも〟を中心にピックアップしました。
表参道・新潟館 ネスパス(新潟・食楽園)
"日本一の米どころ〟と評される新潟県は、山と海に囲まれた美味しい食材の宝庫。今年20周年を迎えたネスパスの1階の物産コーナー(食楽園)には、自慢のコシヒカリをはじめ、常時1500アイテムの商品が並び、表参道を歩くグルメファンをうならせています。
食楽園の横山謙次店長は「米どころならでは!の商品が充実しています。お米=ごはんをベースに考え、これは合うと納得されて購入されていく方が多いですね。また、新潟県には発酵食品に力を入れている地域もあり、納豆や漬けものなどにも美味しいものが揃っており、人気になっています」と語っています。
「やはり新潟といえばコシヒカリ、そして笹だんごですね。そして最近の新潟ご当地グルメとして定着しているタレカツ丼なども注目のアイテムとなっています」
魚沼産コシヒカリ
いわずと知れたお米業界の横綱。粘りと旨みを兼ね備え、塩にぎりが極上の一品料理になるといわれるほど。
新潟タレカツセット
メディアでも取り上げられることが多く、新潟の新しいソウルフードと呼ばれるタレカツ丼。発祥の店の店主が監修したセット。ごはんはもちろんコシヒカリで。
コシヒカリの三大産地と呼ばれる魚沼、佐渡、岩船のもの、そして平場コシヒカリの特別栽培米が揃う。新米時期には、昨年話題となった新之助も販売される予定だ。
おすすめ〝ごはんのとも〟
素材もさることながら、ごはんを美味しくいただくための味付けにこだわった商品が多いのが特徴。シンプルだが、味わい深い。
レトルトカレー
新潟県民で知らない人はいない名物
バスセンターのカレー
夕方になると売切れになることもあるという万代シテイバスセンターの一角にある立ち食い店のカレーを再現。昔懐かしい黄色いカレーで、今や新潟B級グルメの代表格。
納豆
伝統+新しい味にもチャレンジ
(左)レルヒさんのカレー納豆
タレがカレー風味になっており、納豆にかけてかきまぜると、カレーとだししょうゆの香りが漂い、納豆の香りとミックスされる。
(中)レルヒさんのピリ辛とうま味がこりゃたまらない納豆
しょうゆベースに豆板醤、唐辛子、ハバネロピューレなどを絶妙なバランスでかけ合わせたタレが特徴的。
(右)新潟納豆
何においても「美味しい大豆」にこだわった納豆。昔から変わらない味だが、季節など作る時期で変化し、味わいが奥深い。
炊き込みごはんの素
新潟産きのこの旨みが味の決め手に!
(左)新潟きのこ炊き込みご飯の素
新潟県産のえのきだけ、なめこに、新潟県産もち米をプラス。「おこわ風炊き込みごはん」が家庭でも楽しめるように。
(中)新潟わらび炊き込みご飯の素
えのきだけ、なめこ、もち米に、新潟県産のわらびをプラス。香ばしいおこげもでき、おにぎりにしても美味しい。
(右)舞茸五目ごはんの素
大きなマイタケがふんだんに入った、炊き上げたごはんにサッと混ぜるだけのごはんの素。マイタケの食感がたまらない。
ふりかけ&フレーク
郷土料理をもとにした生ふりかけ
きりあい(左/唐辛子入り、右/しその実入り)
新潟の郷土料理「きりあえ」をもとにした生ふりかけ。大根の味噌漬けを細かく刻み、ゴマ、ゆずの皮、砂糖で和えている。
漬けもの
ふるさとを思い出す伝統の味
(左)みそ漬
十日町の老舗醸造場の味噌でしっかり漬けられた本格的な味噌漬け。ダイコン、キュウリ、ナスのミックス。
(右)甘酢大根
昔ながらの製法にこだわって作られた手造りの甘酢漬け。シャキシャキ食感で、サラダ感覚でいただける。
おかず味噌
発酵食王国・新潟らしくバラエティ豊か
(左3点)月岡朝ごはんシリーズ(越後豚みそ、南蛮海老みそ、天然銀鮭みそ)
越後のブランド豚、新潟沖で獲れた南蛮海老、脂ののった天然銀鮭を、それぞれ越後味噌で漬けこんだもの。このままごはんのおかずに。
(右)越後の神楽南蛮味噌
長岡の地野菜・かぐら南蛮を蔵元の越後味噌でじっくり練り上げた商品。サッパリした辛さでごはんが進むこと請け合い。
(下)新潟魚沼ワイン牛 肉味噌(助さん飯の友)
牛肉の濃厚な旨みと隠し味の唐辛子の隠し味がクセになる牛肉味噌。魚沼発の商品だけにコシヒカリとの相性もバツグン。
その他
米どころならではのこんな商品も!
おにぎりの塩
ミネラル豊富な海塩を竹筒の中に入れ、高温で焼き上げた竹炭塩。おにぎりだけでなく、天ぷらなどのふり塩にもピッタリ。
店舗紹介
表参道・新潟館 ネスパス
(物産販売/新潟・食楽園)
- 東京都渋谷区神宮前4-11-7
- 03-5775-4332
- 10:30?19:30
- 年中無休
*物産コーナーのほか、同館1Fには和食会席「にいがたの味 静香庵」、同B1にはお食事処「新潟食楽園」の2つのレストランがある。