あきた美彩館
それほど広くない店舗に、あきたこまちやきりたんぽ、稲庭うどんといった秋田の名産品が"所狭し〟と並んでいます。ごはんのおとももさることながら、バター餅や豆富カステラといった秋田ならではのスイーツも充実しています。
秋田出身の尾形静子マネージャーは「土日にお客様が多くご来店いただき、今が旬の『じゅんさい』などは、まとめてご購入いただいたり、稲庭うどんはお中元の発送などで、少し品物が少なくなっています(取材日は月曜日)。旬の生鮮食材なども直送していますので、どうしても売切れてしまうこともあります。お電話で問合せしていただければ、ご対応いたしますので何なりとお問合せくださいね!」と語っています。
「しょう油をかけて、ごはんにのせるだけでOKですし、それ以外にも多くの料理に使えるぎばさがおすすめ。私もよく使っています。」
ぎばさ
味や香りにクセがないので、和食や洋食にも合う海藻。納豆も驚く超ど級のネバネバ度で、フコイダン、ミネラルなど、豊富な栄養が含まれている。
きりたんぽ(セット)
きりたんぽ5本、こまちだんご5個に、日本を代表する比内地鶏スープが2袋が付いたセット。夏にアツアツお鍋を囲むというのも、ちょっとおしゃれ。
メインはなんといってもあきたこまち。厳選したあきたこまちが、美彩館オリジナル米として販売されており、リピーターが多いのも特徴だ。
おすすめ〝ごはんのとも〟
日本三大地鶏の一つに上げられる比内地鶏を使った加工品や、雪国ならではの伝統的保存食が充実。ネバネバ度が高いぎばさという海藻などの食材にも注目だ。
レトルトカレー
秋田のカレーといえば、チキンカレー!?
比内地鶏ときのこのカレー
比内地鶏と秋田産のプリプリしたブナシメジで作ったスッキリ辛口のカレー。きのこが入ることで、さらにヘルシーなチキンカレーに。
納豆
秋田音頭の歌詞にも登場!
桧山納豆
世界遺産・白神山地の土と水に育まれたあきた白神大豆を使用。稲わらもあきたこまちのもの。昔ながらの製法と近代技術が加わり、懐かしい味を今に伝えている
炊き込みごはんの素
放し飼いで育てられた地鶏ならではの旨みが!
比内地鶏ご飯
旨みたっぷりの比内地鶏と新鮮な山の幸がコラボした、秋田ならではの炊き込みご飯の素。お米と一緒に入れて炊くだけのタイプ。
おかず味噌
おむすびの具に重宝すること間違いなし!
(左)むすびみそ・辛みそガッコ
自家栽培の青唐辛子を味噌で練り上げ、味噌漬けガッコを加えた商品。辛いもの好きにはたまらない味に。
(右)むすびみそ・ばっけ味噌
秋田県産のふきのとう(ばっけ)を美味しい味噌で練り上げたもの。ほろ苦さと、どこか懐かしい香りがクセになる。
漬けもの
冬の長い秋田ならではの伝統の保存食
いぶりがっこ
干し大根の凍結を防ぐために、大根を囲炉裏の上に吊るして燻し、米ぬかで漬け込んだ雪国秋田の伝統的な漬けもの。製造者によって、燻製具合が変わる。スライスもあるが、1本ものが人気。
人参いぶりっこ
良質のニンジンを楢の木や桜の木でいぶり上げ、米ぬかで漬け込んだ商品。独特の香ばしい木の香りと歯ごたえが特徴。
花っこなす
いにしえより秋田県湯沢に伝わる漬けもの。秋田県丸ナスにもち米と小菊をのせた姿から"花すし〟とも呼ばれている。
佃煮
珍味といえるものなど、バラエティも豊か!
いかあられ
北海道産ののしいかに、小豆、えんどう豆、金時豆を加えて炊いたもの。甘納豆がはいっているのが秋田のいかあられの特徴だ。
若さぎからあげすりごま
秋田県八郎潟産のワカサギを使用。契約漁師から獲れたてを仕入れ、唐揚げに。甘辛たれと摺りごまを絡めた味にリピーター続出。
かすべ煮
「かすべ」というエイの干物を水で戻し、甘辛く煮つけたもの。秋田で結婚式などの"ハレの日〟もよく食べられている。
もち米スイーツ
もち米やもち粉を使った名物が大人気!
まち子姉さんのごま餅
白ごまと黒ごま、もち粉を使った美彩館一番人気の商品。半端ないごま感だが、どこか懐かしい味だ。
バター餅
北秋田市で40年以上前から食されてきた郷土菓子。モチモチ感と甘さ、そしてバターの風味のバランスが絶妙。
豆富カステラ
お豆腐を使ったスイーツで、横手市周辺では「お豆腐」といえばこれを指すほど一般的。初めて食べるとき、その食感にビックリさせられるはず。
店舗紹介
あきた美彩館
- 東京都港区高輪4-10-8 ウィング高輪west-Ⅲ1階
- 03-5447-1010
- 11:00~23:00
- 年中無休(元旦は休)
*稲庭うどん、きりたんぽなど、秋田名物が堪能できるダイニングスペースを併設。
コラム
自治体アンテナショップとは?
単なる観光物産の案内所だけに留まらず、多様な情報を受発信するとともに、特産品販売や飲食施設を、自治体(都道府県・市町村)が主体となって設置した店舗を指す。(財)地域活性化センターの調べによると、都内に独立店舗54、集合型店舗11のアンテナショップがあるが(平成28年4月)、その後も新規出店が続き、数を増やしている。年間売り上げ1億円を超える店舗も34店あり、北海道どさんこプラザは10億円(平成27年度)を超える売り上げに。取扱い品目は、銀座わしたショップ(沖縄県)の5000品目以上をはじめ、1000品目以上を扱うショップが22を数えるまでになっている。また、多くのショップで独自のイベントが開催されるなど、注目を集めている。