お雑煮に、おせちといったお正月料理をいっぱい食べた後、どうしても胃に優しい食べ物が欲しくなります。そこで「体にも優しく栄養があるものを!」と、思いついたのが、玉子と大根を使った雑炊でした。七草がゆもいいのですが、やはりクセがあるので、我が家の正月明けの食卓にはこの料理がもっぱら並ぶことに。
大根は「すずしろ」といわれ、春の七草の一つになっているので、お正月明けの料理の具材としてもピッタリです。家族全員、「美味しい、美味しい!」といってたくさん食べてくれ、もはやおかずさえもいらない状況でした。
材料 (2人分)
- ご飯
- 2杯分
- 水
- 800㏄
- 大根
- 4cm程度
- 卵
- 2個
- 万能ネギ
- 適量
- 顆粒だし
- 小さじ1
- 塩
- 少々
- 炒りゴマ
- 適量
作り方
- 鍋にご飯と水を入れ沸騰させる。
- 1に1cm角に切った大根を入れる。
- 2に万能ネギ、調味料を入れ、水分がとぶまで煮詰め、溶いた卵をまわし入れて混ぜる。
- 最後に、ゴマを振って仕上げる。
大根が柔らかくなったのを十分確認してから仕上げるのがコツ。
息子たちは、成人して一人は別に暮らしておりますが、昔からの私の味を覚えているのか、帰って来たときにこのちらし寿司を作るととても喜んでくれます。「わあ、懐かしい。これ、この味だよね」と・・・・・・。何気ない言葉ですが、そのひと言がとても嬉しく、ますます張り切ってしまいます。
多い時は7~8人分作ります。人数が多ければ作るのも大変ですが、何倍もの美味しさに。親戚が集まって賑やかに食卓を囲む楽しさは、ほかに味わえない楽しさもあります。私自身は、このちらし寿司を食べる時は、いつも息子たちが小さかった頃を思い出します。
大量に作っても、次の日に器に入れて蒸し器で蒸かせば美味しい蒸し寿司になります。少しアレンジして具を追加すれば残り物には見えないほど立派に。
材料 (4人分)
- お米
- 2合
●合わせ酢 *1
- 酢
- 100cc
- 砂糖
- 大さじ3・1/3
- 塩
- 大さじ1・1/3
- ニンジン
- 1/2本
- 干しシイタケ
- 3枚
- かんぴょう
- 40cm程度
- レンコン
- 5cm程度
- だし汁
- 1カップ
- 砂糖
- 大さじ1
- しょう油
- 大さじ1
- みりん
- 大さじ1
- 玉子
- 2個
- さやえんどう
- 10枚
- 焼き海苔
- 1枚
作り方
- いつもより、水を少なめにしてご飯を炊く。
- 人参は花形にくりぬき、ぬいた後の残りは短冊切り、かんぴょうと干しシイタケは水で戻し5㎜程度に切っておく。
- レンコンは花形にむき、5㎜厚さに切り、酢少々を入れた熱湯でサッと茹でる。
- だし汁に調味料を加え2、3を入れ、水分がなくなるまで煮る。
- 炊いたごはんに、合わせ酢(*1)を混ぜ、酢飯を作る。
- 酢飯に、4を入れ、混ぜ合わせる。
- 卵を薄焼きにし、錦糸玉子を作る。さやえんどうはサッと塩茹でにする。
- 6に7を散らし、飾り付ける。
*1.合わせ酢は多めに作り、少しずつ味をみながら、好みの酢飯に。
レンコンを茹でる際はお酢(分量外)を少々入れると、レンコンの変色を防げます。