魚沼産コシヒカリ発祥の地といわれる新潟県南魚沼市宇津野地区。今回は、ごはん彩々で人気があり美味しいと評判の「(特別栽培米)魚沼産コシヒカリ」を栽培している生産者のひとり「うちやま農園」さんにお邪魔し、その秘密に迫りました。


【魚沼コシヒカリ発祥地(宇津野地区)にある石碑】
秘密その1:南魚沼地区の特別な気候と水
【八海山の麓にある内山農園さんの田んぼ】

 魚沼産コシヒカリは、美味しい日本酒造りで有名な八海山の麓、新潟県魚沼地区の豊かな自然で育ったお米です。美味しさの秘密は、日本酒造りに利用されている八海山の雪解け水に加え、この土地ならではの寒暖差が大きい気候が関係しています。真夏は日中が暑くても、夜になると一気に25℃を下回りクーラーがいらない日もあります。イネは、昼間は太陽の光をたっぷりと浴びて栄養を作り、冷え込みの厳しい夜は栄養をじっくりと蓄えて生長します。そのため、モチモチした粘りと甘みのある美味しいお米が出来上がるのです。

秘密その2:「ポット栽培」でさらに美味しく安心・安全なお米を育てる

【粒が大きく実っています!おいしそ~♪】

 「うちやま農園」さんでは、さらに美味しく安心で安全なお米をお届けするため、できるだけ農薬や化学肥料を使用しない「ポット栽培」でイネを育てます。この「ポット栽培」は、1つの穴(ポット)で苗を育てて、田んぼに土ごと植えるため(根の傷みを少なく植えることができるため)、倒れにくい丈夫なイネに育ちます。また、イネとイネとの間隔を開けて植えることにより、太陽光がきちんと当たり風通しも良くなる。その結果、病気の発生を抑えることができるため、農薬や化学肥料を大幅に削減した美味しいお米を作ることに成功したのです!

秘密3:市場に出回らない「シイタケ」が美味しさの秘密です!

【田んぼの土づくりに利用するキズ等が付いたシイタケ】

 「うちやま農園」さんは、お米の生産の他に「シイタケ」の栽培を行っています。キズが付いたり、虫に食われ出荷できない「シイタケ」は、廃棄せず肥料として田んぼの土づくりに使われています。地元で取れた「シイタケ」で土を作ることにより、土壌に力を与え、より美味しく安心・安全なお米を作ることができます。また、収穫されたお米(玄米)から取れたヌカを「シイタケ」の菌床に利用することにより、自然にやさしい循環型農業を実践しています。

取材を終えて・・・

【私たちが(特別栽培米)魚沼コシを作ってます!】

 今回の取材により、「(特別栽培米)魚沼産コシヒカリ」は、手間ひまかけて作っているため、生産者にとって大変な作業の連続だということが改めて分かりました。たくさん作ることは出来ませんが、新潟県の美味しくて安心で安全なお米、そして自然にもやさしい「(特別栽培米)魚沼産コシヒカリ」をごはん彩々ファンの皆さまにお届けしていきます。


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(取材協力)
〇株式会社諸長(新潟県魚沼市十日町)
〇株式会社うちやま農園(新潟県南魚沼市宇津野新田)


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