日本では「学校給食」はいつ始まったの?
Q.日本では「学校給食」がいつ始まったの?
 
A.学校給食の始まりは、1889(明治22)年に山形県の私立小学校が起源と考えられています。

学校給食の始まりは、1889(明治22)年に山形県鶴岡町(現・鶴岡市)の大督寺境内にあった私立忠愛小学校において、生活が苦しい家庭の児童を対象に、無料で学校給食を実施したことが起源と考えられています。この学校給食初となる献立は、おにぎり、焼き魚(塩サケ)、菜の漬物。
この私立忠愛小学校は、鶴岡町の寺院の各住職が、宗派を超えて行なった寄付によって設立された学校。その後、学校は火事で焼失しましたが、学校設立時の意思を継ぎ、忠愛協会を設立。寄付金や浄財をもとに昭和20年まで弁当や給食費の支給が継続され、学校給食の礎となりました。
なお、1959年(昭和34年)には学校給食70周年記念式典が開催され、大督寺境内には「学校給食発祥の地」の記念碑が設立されています。
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「学校給食発祥の地」記念碑/学校給食歴史館(レプリカ)