新米の時期だけは
おかずもランクアップせずにはいられない!?
川本 美味しい新米ですが、炊き方によっても、味が変化してしまいますが、ごはんの炊き方にこだわりはありますか?
高橋 子どもが小さいので、うちは水を多めにして、柔らかめに炊いています。
藤井 うちはガスの羽釜で炊いています。朝炊くことも多いので、ついつい前夜からお米を水につけて置き放しにしてしまいがち。なのでどうしても、柔らかくなってしまいますね。(*お米を浸水させる時間は夏場で30分、冬場は1時間から1時間半がベスト。2時間でお米は、水を含む飽和状態に達してしまいます。詳細は彩々炊飯術を参考に)
杉本 主人は柔らかめが好きなんですが、私は硬めが好きなので、離乳食も一緒にして硬めに炊いていますね。
岩田 うちも基本、硬め派かな。料理によっては、柔らかめに炊くこともありますが、特にカレーの時やお弁当用などは、硬めにしています。それよりのこだわっているのは、最初に研ぐ水。これだけは、ミネラルウオーターにしていますね。
杉本 私もミネラルウオーター派です。
川本 最初に研ぐ水と、最後の水はミネラルウオーターがいいといわれています。それと同時に、炊飯器で炊く場合は、炊き終わりの合図があったら、すぐにフタを開けて、撹拌して空気を含ませるのが、美味しく炊くコツです。(*詳細は彩々炊飯術を参考に)
杉本 そうなんだ、少し蒸らした方がいいのかと思っていた。
川本 今の炊飯器は、蒸らす時間も含め、出来上がりの合図がなるようになっています。
杉本 さっそく、実践してみようっと。
川本 新米を食べてみて、これをおかずにしたらと美味しいだろうなと、頭に浮かんだものってありますか?
藤井 旬のサンマかな。
岩田 私はイクラのごはん。ああ、サンマもいいな。
杉本 私は、新米の時期に、子どもたちのイモ掘り遠足があるので、サツマイモを思い浮かべてしまいました。それと栗とか。
川本 栗の炊き込みごはんって美味しいよね。
全員 そう、そう。
高橋 私は、長崎なので、メンタイコと卵かけごはん。
藤井 卵かけごはんで思ったんだけど、新米の時期って、皆さん、ふだんより卵とかも含め、おかずのランクアップをしませんか? うちは、娘が卵かけごはんに、おかかを加えるのが好きなんですが、新米の時期だけは、削りぶしではなく、わざわざ鰹ぶしを削って入れています。
杉本 確かにそれはあるかも。うちも新米の時期は、昆布の佃煮とかでも、ワンランク上のものを買ってしまいますね。うちはコブ一家というくらい、昆布の佃煮好きなんです。
高橋 うちもそれはあるかな。主人が魚河岸勤めだけど、私が生魚が食べられないので、新米の時期は、生でも食べられるサンマやサバを焼いたり、煮込んだりという贅沢をしています。
新米は白いごはんで食べないと……
お米はどんな食べ方でも大好きです。炊き込みご飯、炒飯、ドリア、寿司等々、いろいろな調理をしますが、新米だけは、まずはそのまま白いごはんでいただかないとイヤです。せっかくの新米の味をいろいろな調味料でダメにしたくないから。新米の表示を見たら、そのお米の中から選んでいます。新米のおかずは和食です。なぜか一番合う気がするからです。(愛知県/中村さん)