すしめしや具材などを積み上げる、山を作るなど、
覚えておきたい基本的な技術が満載された太巻き
出来上がりを想像しながら、各パーツを積み上げていく作業を覚えてもらうために、あえてここでは、中級レベルにあたる「ごはん彩々」の人気?キャラクター、「つぶくん」の太巻きに挑戦していただきました。さて、皆さんの作品の出来栄えは?
左右非対称の顔づくりは、バランスが難しく、
思わぬ苦戦が続くことに!
「もっと簡単にできるだろうと、正直ナメていましたね。具材が柔らかく、ヨレヨレしているので、思いのほか扱いにくかったですね」と、八代さんが語るように、Step1のときとは一変。4人とも、「これでいいのかな?」などと、悩みながら作業に取り組む姿が見受けられました。
「つぶくんの顔は、左右非対称なので、バランスを考えながら作業するのが、難しかったですね」と酒井さん。
高川さんも、そのバランスに相当苦労したようです。「各パーツを積み上げるときに、仕上がりが見えてこないので、OKかどうかの判断ができず、不安になりました」と語っています。
「私も同じですね。巻き上げるときに、横から見ながら巻くのがポイントだとは分かっていましたが、実際にやってみると、なかなか出来上がりのイメージが湧いてこなくて……」と、加部さんは、最終的に切ったとき、どのような断面になっているか不安気な表情を浮かべていました。
「私も不安!でも、切った瞬間にどのような顔が出てくるのか、楽しみでもあるから不思議なものね」と酒井さん。
石橋先生は「さすがに毎日、料理を作っていらっしゃる方々ですね。イメージできないといいながらも、それなりのものに仕上がっていると思います」と上々の評価を。
「一度作れば、感覚がつかめてきますね。もう一度チャレンジしてみたい」と4人は、目を輝かせていました。
眉や口の形で違った表情にも!
非対称のバランスが難しい1本
つぶくん
【材料】(1本分)
すしめし | 白 | 300g |
ピンク | 320g | |
海苔(全形) | 2枚 | |
(1/6) | 4枚(目と眉の部分に使用) | |
(1/3) | 1枚(口の部分に使用) | |
(1/4) | 1枚 | |
野沢菜漬け(太18cm) | 2本(目の部分に使用) | |
煮かんぴょう(18cm) | 4本(眉と口の部分に使用) |
すしめし(白)を70g、75g×2、80g、すしめし(ピンク)を20g、25g×2、50g、200gに取り分けておく。
色の付いたすしめしの作り方は?
ピンク/ピンクに染める粉末すし酢を使用します。
オレンジ/すり下ろした人参を茹で、ザルにとり、水気を抜き、甘酢に漬けてから白いすしめしに混ぜます。
ごはんを炊くときに、水の代りに、ニンジンジュースやオレンジジュースで炊いてもOK。
イエロー/炊飯時にカレー粉やターメリックを加えます。ゆで卵の黄身をすりつぶし、混ぜてもOK。
グリーン/青のり、抹茶、細かく刻んだパセリなどを混ぜて作ります。
ブルー/炊飯時にリキュールのブルーハワイを入れて、炊きます。
紫/紫芋フレーク、赤紫蘇の葉などを細かく刻んで、白いすしめしに混ぜます。