海苔の代りに玉子焼きを使う、極細巻きに切込みを入れて
形を変えるなどの工夫が詰まった伝統的な太巻きを紹介!
レベルの違う2本の太巻きを完成させた4人の主婦たちは、その魅力にとり込まれた様子で、早速、機会をみて彩々太巻きずしに、チャレンジしようという話に。そこで、石橋先生に「作って楽しく、技術も習得できる」もう一品を紹介していただきました。
イベントの日には、ぜひ挑戦してみたい!
実際の試作を終えた4人に、「どんな日に、どんな彩々太巻きずしを作ってみたいか?」
意気込みを聞いてみました。
加部さん
「やはり、チャレンジするなら人が集まる、華やかな日かな。肉で巻いたりなど、オリジナルを作ってみたいですね。そうはいっても、慣れるまでは玉子焼きで巻いたものとか、雪だるまとかの定番から始めようと思っています」
酒井さん
「動物の顔とかが可愛いので、それにまず挑戦してみます。色つきラップでキャンディのように包んだりすれば、おやつにもいけそうですね。小学3年の娘が大喜びすること間違いなし。一緒に作ってみようかな」
高川さん
「イベントの日には、ぜひ作りたいですね。いろいろな花の太巻きで、食卓を飾るというのも楽しいかもしれません」
八代さん
「皆さん、いいな。お嬢さんがいて。うちは男なので、キャラ弁的なものは嫌がるから……。誕生日など家族で、楽しむ日に作ってみたいと思います。そうなると、季節感があるものがいいですね」
4人とも「まずは定番で、作り方に慣れてからオリジナルを」という意見でしたが、チャレンジする気は、満々。どんな作品が生まれるか、今から楽しみです。
しずく型の極細巻きに、切込みを入れた
カニのはさみがポイントになる1本
カニさん
【材料】(1本分)
すしめし | 白 | 380g |
ピンク | 320g | |
海苔 | (2/3) | 1枚(カニの胴の部分) |
(1/3) | 4枚(目とはさみの部分) | |
(1/4) | 7枚(脚6本、はかまの部分) | |
(1/8) | 2枚(はさみの部分) | |
玉子焼き | 1枚 | |
煮かんぴょう(18cm) | 6本 | |
山ごぼうしょうゆ漬け(18cm) | 1本 | |
カニ風味かまぼこ | 6本(3本でも可) |
すしめし(白)は230gと150g、すしめし(ピンク)は150g、35g×2に取り分けておく。玉子焼き(厚焼き玉子)の材料は、卵(L)3個、砂糖大さじ2、酒大さじ1、塩少々。ボウルでていねいに混ぜ、23×21cmの長方形に焼く。両面をしっかりと焼き上げる。
山ごぼうしょうゆ漬けは、タテに切っておく。
初心者が失敗しがちなポイント
海苔の使い方には注意!
……通常の海苔巻きは海苔をヨコに使いますが、太巻きなので、タテに使うこと。逆だと巻けないということも。
材料の分量は正確に!
……すしめしなどの分量をしっかり守らないと、海苔が上手くとじずにパンクすることになります。
必要以上に力を加えない
……巻き上げる際に、ギュッと押しつけてしまうと海苔がしわになってしまい、キレイな形に揃わないので、必要以上に握りしめないようにしましょう。
よく研がれた包丁で!
……せっかくキレイに巻き上げても、包丁が切れないと、形がゆがんでしまうこともありますので、よく研がれた包丁を使いましょう。また切る前には、濡れふきんなどで1回1回刃を拭くようにすれば、キレイに切れます。