神田 ご主人のダイエットに関しては、炭水化物制限はやめた方がいいかも? うちの主人は、ものすごくごはんを食べる人――旅館でごはんがお櫃で出てくるけど、足りなくなってお櫃をお代わりしたほど。翌日の朝食では我が家のテーブルだけ、お櫃が2つ並んでいました。それも、残さず完食(笑)。でも、私よりも痩せていますからね。そして「オレは、ごはんを食べることで痩せるんだ」と豪語していますよ。
白井 炭水化物制限を推奨している方もいますが、私もごはんを抜くことには疑問を感じますね。炭水化物を含め、しっかりバランスよく栄養素を摂ることが、それ以上に重要じゃないでしょうか?
- 司会
- 炭水化物制限ダイエットの話が出ましたが、『ごはん彩々』では、森谷教授の「教えて!!森谷教授!」(2016年4月号)、「ごはんを食べて、正しいダイエットを!」(2015年10月号)、「伊達式食べ合わせダイエットの秘密」(2016年10月号)などで、ごはんを食べることこそ体脂肪を落す――本当の意味でのダイエットに有効であることを紹介しています。ぜひ、参考にしていただけたらと思います。
丸山 そうなんですね。今度、しっかり読んで、主人にも伝えます。
神田 ところで、新米って特別感がありますよね。
丸山 店舗に幟が立つなど大々的なアピールがあるので、「新米って特別なんだなぁ」と思うけど、実際にはピンときてないんです。どんなところが新米の魅力なんですか?
大橋 まずは、ピカピカに輝いているという姿。そして水分量が多い感じで、瑞々しいところ。きっと若い女性の肌と同じで、お米自体が元気なんですよね。毎年新米を食べるたびに、「お米の国に生まれてよかったな」と、幸せさえ感じます。
神田 そう、新米の瑞々しい炊き上がりって最高。「新米」という響きだけで、テンションが上がってしまいますね。
山下 私は、新米の炊き上がりの匂いが大好き。炊飯器を開けたときの、甘い香りがたまらない。また新米を炊くと、毎日何と合わせて食べようかと考える時間も楽しくなります。
白井 お米の袋に「新米」の文字を見ると、ウキウキしますね。新米は噛みしめると甘みがあり、炊き上がりだけでなく冷めても美味しい! お塩だけでも十分美味しくいただけるので、新米をみると「おむすび」にしたくなるんです。
大橋、神田 確かに新米は、ごはん自体が美味しいので、塩だけで十分ですね。
丸山 ああ、私もそんな感じを味わってみたくなってきた。
個性豊かな新米クンですが、
食べる人によって、評価が変わってきます。
――ここで参加者の皆さんには、実際に食べ比べのために用意した4種類の2016年産の新米を食べてもらうことに。食べ比べは、食味評価を行う4色(赤、黄、青、緑)のマークがついた皿に、それぞれ炊き立てのごはんを盛り、「見た目(つや)、香り、硬さ、粘り、甘み」の5項目で、それぞれ評価を記入してもらいました。4種類の新米は赤(宮城県産ササニシキ)、黄(新潟県産コシヒカリ)、青(北海道産ゆめぴりか)、緑(山形県産つや姫)。先入観を持たないようブランド名も知らせなかったことで、参加者の皆さんはゲーム感覚で、食べ比べを楽しんでいました。
各参加者の評価は、以下のようになっています。
座談会参加者の食べ比べ結果
*採点基準は、5点が「とてもある」、4点が「ある」、3点が「どちらともいえない」、2点が「あまりない」、1点が「ない」。
これらの採点は別にしてブランド名を明かさず、「いちばん美味しいと感じたごはんのマークの色」を参加者に聞いてみると、「青か黄」と答えた神田さん以外は、「緑」という結果に。緑=つや姫ですが、各ブランド米の評価の総合点とは、若干異なることが見てとれました。