つや姫マイスターの遠藤五一さん
多くのお米コンクールで数々の賞を受賞し、日本一美味しいお米を作る遠藤五一さん。「ごはん彩々」では、おだやかな表情の奥に米作りへの強いこだわりを持つ遠藤五一さんに1年をかけて取材するとともに、その魅力に迫ります!!
2019年(平成31年)3月28日(木)大安吉日、この日、遠藤五一さんがお米の収穫に向け、作業を開始しました。遠藤五一さんは、毎年3月の大安吉日に自宅裏にある神社に作業の安全や秋の豊作を祈願した後、新米に向けた作業を始めます。「すべてはここがスタート。1年の出足しを決める大事な日です。」と気を引き締め、小雪が舞う中、お米づくりに向けた最初の作業に取りかかりました。
5月の「田植え」を目指して、まずは種もみを発芽させ稲の苗を作ります。ここからすでに遠藤五一さんのこだわりが始まります。
薬剤を使わず、種もみを「温湯消毒」します。
稲の病気や虫の発生を抑制するため種子を消毒します。遠藤五一さんは、安全で安心なお米の生産を目指しているため、手間はかかりますが、一日かけて薬剤を使わずに種子の「温湯殺菌」を全量行います。そのため、網袋(メッシュ状の袋)に入れた種もみを60℃のお湯に10分間浸して消毒します。お湯に浸す前には、綱袋の中心にある種もみが冷たく、熱が均等に伝わらないため、よくお湯になじませてから綱袋を浸します。
冷たい地下水に種もみを入れて粗熱を取ります。
冷たい水に入れ、熱くなった種もみを中心まで冷やします。発芽に向けて、そのまま浸水用の水に入れると綱袋の表面と中心で温度が異なる(中心だけがいつまでも熱を持つ)ため、発芽に影響が出てくるそうです。水は、非常に冷たく澄んだ地下水を使用していました。(井戸水や水道水は、温度があるため使用していません)。
浸水用の装置に種もみを入れ2週間ほど地下水に浸します。
粗熱が取れたら、網袋を引き上げて水を切りしばらく置きます。最後に、浸水用の装置(循環シャワー器)に種もみを入れて地下水を吸わせます。品種によって異なりますが、2週間ほど水に浸すと冬眠していた種もみが目覚めます。(以前は、川に入れていたそうですが、今では、均等に発芽させるために機械で効率よく酸素を供給するこの方法に変えたそうです。)
遠藤五一さんは、「ばか苗病(感染症の一種)」をはじめとする種子伝染性病を防ぐため、細心の注意を払って作業しています。この日は、良いお米を皆さまにお届けするための大切な第一歩であり、新米の収穫に向けた遠藤五一さんの1年が始まった日でもありました。いよいよ美味しいお米づくりのスタートです。これからも遠藤五一さんのこだわりをお届けします。
(つづく/次回は、遠藤さんの田植えを掲載する予定です。ご期待下さい)
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「安心」を皆様にお届けするための取組みについて取材してきました。