食事に欠かすことができない主食のひとつであるお米。皆さんは普段お米をどのように保存していますか?何気なく保存しているお米にも実は最適な温度があり、正しく保存することで、より長くおいしいごはんを食べることができるのです。
今回はお米の最適な保存方法に加え、季節ごとの対策、おすすめの保存方法などをご紹介します。
普段何気なく保存している場所は、もしかするとお米保存に適した環境とは言えないかもしれません。
お米を正しく保存するためには、「温度」「湿度」「直射日光」の3つの環境に注目しましょう。
お米の保存は、温度が20℃以上を超えると「コクゾウムシ」といった虫がお米につきやすくなります。またお米は、温度が高くなるとお米の酸化が進みやすく、こちらもお米にとって良い環境とはいえません。
お米は10℃以下にすることが好ましく、冷暗所で光から遮断させることがポイントです。そうすることで、劣化する速度を半分近く遅らせることができます。
あまり知られていませんが、お米は湿気や乾燥に敏感で野菜と同じ、生ものと言っても過言ではありません。湿度が高くなるとお米が水分を吸ってしまいカビが発生する原因となってしまいます。また、湿度が低く過ぎるとお米の水分が抜けて乾燥してしまい味が落ちてしまうことも。そのためお米は適度な湿度で保つようにしましょう。
生野菜と同じで高温多湿や直射日光のあたる場所での保存は、お米の劣化が徐々に進んでしまい、おいしいごはんを長く食べることができません。
生ものと同様に、直射日光が当たる場所での保存は避け、冷暗所で保存しましょう。
お米を保存するためには「温度」「湿度」「直射日光を避ける」の3つの環境が重要ですが、きちんと保存しているにもかかわらず、お米のトラブルが起こってしまう可能性もあります。それは、季節が関係しているのかもしれません。
夏場は気温が上がり、これまで通りの保存ではお米が劣化する原因になることも。お米は温度が上がり空気に触れることで劣化はより進んでいきます。
また、20℃以上になると保存容器内に虫が発生しやすくなり、鮮度は落ちて衛生的にも良くありません。夏場は、直射日光だけでなく、温度が上がりやすい電子レンジや冷蔵庫などの電化製品の近くで保管するのは避けましょう。
冬は気温が下がるため、お米にとっては虫発生の心配も少なくなり、カビや湿気によるお米トラブルもないと考えるかもしれません。
しかし冬場、特に2月はお米が乾燥しやすくなり、密閉されていない保存容器ではお米から水分が抜けてしまい、おいしさが半減してしまいます。冬はお米の乾燥を避けるためにも、密閉容器を使用しましょう。
季節や温度などを気にしてお米の保存場所を変えるのは大変ですよね。そこで、季節や温度を気にせず毎日おいしいお米を食べるために、おすすめの保存場所と保存方法をご紹介します。
季節を問わず一定の温度と湿度を保つためには、冷蔵庫や野菜室の中がおすすめ。お米の保存に適した環境である冷暗所として最適といえる保管場所です。冷蔵庫の中は10℃以下を保つように設定されているので、お米の劣化を遅らせることができます。
冷蔵庫で保存するときは、密閉容器を使用しましょう。空気に触れないようにするのはもちろんのこと、におい移りも防ぐことができます。
密閉容器には、チャック付きの食品保存袋やペットボトルがおすすめです。特に夏は冬に比べるとお米の劣化も早いため、使わない分は小分けして冷蔵庫で保存しておくと良いでしょう。
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夏は高温多湿や暑さ、冬は乾燥など季節によってお米の状態も変わることから、そのままの保存では温度環境に左右されお米の鮮度が落ちてしまいます。
お米にとって一番いいのは一年を通して10℃以下に保てる冷蔵庫での保存。少しの手間で、より長くおいしいごはんが食べられますよ!
(ごはん彩々・おいしいごはん研究チーム)
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