イネに白い花が咲き始めた田んぼの様子

遠藤五一さんより、お便りが届きました。
 「つや姫」は、8月5日から穂が出始めました。イネは穂を出すとすぐに花が咲きます。みなさんはイネの花を見たことがありますか?イネは、穂が出てくると穂に小さな白い花が咲きます。

イネの花は1時間ほどしか咲きません

 イネの花は1つの穂にたくさんの花が咲きますが、ひとつひとつの花はたった1時間ほどしか咲きません。イネの花は、穂の上から下に順番に咲き始め5~7日ほどで咲き終わります。お盆休み、田んぼを見かけたら、ぜひ、稲穂を見てみてください。小さな白い花が見られるかもしれません。



イネの花。ひとつの花で1日1時間ほど咲きます。

気の抜けない開花時期

 イネの花が咲いている日中は、花を傷つけると受粉ができない(=お米ができない)ので、田んぼに入ることができません。そのため、遠藤さんは、花が咲いていない早朝や夜に黙々と防除(農薬を使わない除草や殺虫等)に励んでいます。
 また、晴れた暑い日が続くとイネは、人間と同じように体力を消耗します。遠藤さんは猛暑の中、毎朝すべての田んぼを見回り、イネの健康状態を読み取りながらミネラルの追肥や田んぼの水量を細かく調整しています(大変な作業ですが、これにより稲の体温を5度ほど下げることができ食味も良くなるとの事です)。これから収穫まで、まだまだ気の抜けない日々が続きます。


    田んぼの外から作業中の遠藤優一さん(遠藤さんの長男)



この記事どうだった?
この記事を読んだ人はこんな記事も見ています!

遠藤五一さん―「わたむきの里福祉会」とお米づくりにチャレンジ!(遠藤五一さんのお米ができるまで 番外編2)

遠藤さんは、障害者福祉施設の皆さんと一緒においしいお米作りにチャレンジ中です!

遠藤五一さん―順調に育ってます!(遠藤五一さんのお米ができるまで その5)

遠藤五一さんからお便りが届きました。稲はすくすくと育っているようです。

【特集第1弾:新潟のお米】おいしい品種と特徴をご紹介!】

【特集第1弾:新潟のお米】おいしい品種と特徴をご紹介します