関東一の米どころ、茨城県。豊かな山々と平野、数々の河川に恵まれた茨城県は、米作りのみならずさまざまな農業がさかんです。そんな茨城県で作られているお米や、茨城県オリジナルのブランド米にはどんな種類があるのでしょうか。今回は、茨城県で作られているお米の特徴や、ごはん彩々おすすめの茨城県産のお米についてご紹介します。
▼常陸太田市
市北部は阿武隈山系の一部で山々が連なり、南部は水田地帯が広がっています。市の総面積の65%をも占める森林から湧き出す水は、北部の山林から南部の水田地帯へと注ぐ何本もの川となります。昔は川の氾濫が起こりやすかったのですが、氾濫のたびに上流から肥沃な土砂が流れてきて堆積したため、農業にとっては豊かな恵みともなりました。
▼大子町
平成27年に行われた「お米日本一コンテスト」で最高金賞を獲得したほか、全国のベスト6に大子産米が2つも入賞するほど、この地で作られたお米は美味しいお米としての評価が高いです。そのことは、大子産のコシヒカリが毎年の日本穀物検定協会の「米の食味ランキング」で、最高ランクとなる「特A」 を獲得し続けていることからもわかります。
お米のデンプンには「アミロース」と「アミロペクチン」の2つがありますが、アミロースが多いと粘りが弱く、アミロースが少ないと粘りが強くなるという特徴があります。もち米はアミロースがなく、アミロペクチンのみなので、もっちりしているのです。
○ふくまる
高温耐性に優れた「ふさおとめ」と、大粒の「ひたち20号」から生まれた早生品種(わせひんしゅ)です。大粒で食味にも優れ、平成25年度に茨城県の推奨品種として採用されました。コシヒカリと比べて出穂期・成熟期が早く、収穫の作業がかぶらず行えます。稈が短く倒伏しにくいほか、高温耐性と耐冷性に優れているため、収穫量を気候変化に左右されにくいこと、大きく重めのお米なので、玄米の見栄えも良いことが特徴です。
○一番星
「あきたこまち」より早く成熟し、高温下でも品質に優れる「極早生品種(ごくわせひんしゅ)」が強く要望され、「一番星」が生まれました。あきたこまちと比べて2日ほど早く収穫でき、倒伏しにくいので育てやすいです。冷害にも強く、あきたこまちより大粒で粒が揃っているほか、白濁しにくく見栄えが良いという特徴があります。ごはんにすると柔らかく、粘りがあります。
○ゆめひたち
倒伏しやすいコシヒカリ、穂発芽しやすいキヌヒカリの欠点を改善し、なおかつ良質・良食味の新品種として生まれました。コシヒカリと同じ「中生品種(なかてひんしゅ)」で、短稈で倒伏しにくく穂発芽しにくいという当初の目的に加え、心白粒や乳白米などの発生が少なく、透明度や光沢も際立っています。炊きたてだけでなく冷めてもツヤと粘り、柔らかさが保たれ、お弁当やおにぎりにしても格別の美味しさがあるお米です。
ご購入はこちら
ご購入はこちら
ご購入はこちら
(おいしいごはん研究チーム)
茨城県にはどんなお米があるの?
茨城県が米どころである理由、茨城県産のお米についてご紹介します。
関東いちの米どころ、茨城
茨城県は筑波山、八溝山などの緑の山野にも、霞ヶ浦、北浦等の湖沼にも、久慈川、那珂川、小貝川、鬼怒川、利根川などの水源にも恵まれた自然豊かな県です。気候も温暖なので、古くから稲作が盛んでした。お米の生産量は全国5〜6位、関東では堂々1位の米どころです。
6月の梅雨でたっぷり雨が降ったのち、7〜8月には晴天が続き、9月には空気が乾燥します。この気候は、イネの成長や収穫作業に最適と言えます。また、昨今の情勢を鑑みて放射能検査も行っていますが、いずれも基準値以下であり、安心・安全なお米が食べられることもわかっています。▼常陸太田市
市北部は阿武隈山系の一部で山々が連なり、南部は水田地帯が広がっています。市の総面積の65%をも占める森林から湧き出す水は、北部の山林から南部の水田地帯へと注ぐ何本もの川となります。昔は川の氾濫が起こりやすかったのですが、氾濫のたびに上流から肥沃な土砂が流れてきて堆積したため、農業にとっては豊かな恵みともなりました。
▼大子町
平成27年に行われた「お米日本一コンテスト」で最高金賞を獲得したほか、全国のベスト6に大子産米が2つも入賞するほど、この地で作られたお米は美味しいお米としての評価が高いです。そのことは、大子産のコシヒカリが毎年の日本穀物検定協会の「米の食味ランキング」で、最高ランクとなる「特A」 を獲得し続けていることからもわかります。
茨城県産コシヒカリ
食味がよく人気も高いお米の王様で、県内で作られる米の8割を占めています。新潟県に次いで全国2位の収穫量を誇ります。ツヤ、コシ、粘りの3拍子が揃っていて、噛めば噛むほど甘みや旨みが出て美味しさを感じられます。旨みともっちり感が強く、味の濃い料理にも負けず美味しいので、ごはんを味わうためのお米とも言えるでしょう。
茨城県産ミルキークイーン
ミルキークイーンは、1985年に立案された農水省の「スーパーライス計画」から生まれたお米です。茨城県はミルキークイーンの発祥の地(稲敷市)であり、食味が良く、粘りが強い米を作るのが目的でした。そんな中、コシヒカリの突然変異として登場したのがミルキークイーンです。お米のデンプンには「アミロース」と「アミロペクチン」の2つがありますが、アミロースが多いと粘りが弱く、アミロースが少ないと粘りが強くなるという特徴があります。もち米はアミロースがなく、アミロペクチンのみなので、もっちりしているのです。
オリジナルブランド米「ふくまる」「一番星」「ゆめひたち」
茨城県の県オリジナルブランド米「ふくまる」「一番星」「ゆめひたち」をご紹介します。○ふくまる
高温耐性に優れた「ふさおとめ」と、大粒の「ひたち20号」から生まれた早生品種(わせひんしゅ)です。大粒で食味にも優れ、平成25年度に茨城県の推奨品種として採用されました。コシヒカリと比べて出穂期・成熟期が早く、収穫の作業がかぶらず行えます。稈が短く倒伏しにくいほか、高温耐性と耐冷性に優れているため、収穫量を気候変化に左右されにくいこと、大きく重めのお米なので、玄米の見栄えも良いことが特徴です。
○一番星
「あきたこまち」より早く成熟し、高温下でも品質に優れる「極早生品種(ごくわせひんしゅ)」が強く要望され、「一番星」が生まれました。あきたこまちと比べて2日ほど早く収穫でき、倒伏しにくいので育てやすいです。冷害にも強く、あきたこまちより大粒で粒が揃っているほか、白濁しにくく見栄えが良いという特徴があります。ごはんにすると柔らかく、粘りがあります。
○ゆめひたち
倒伏しやすいコシヒカリ、穂発芽しやすいキヌヒカリの欠点を改善し、なおかつ良質・良食味の新品種として生まれました。コシヒカリと同じ「中生品種(なかてひんしゅ)」で、短稈で倒伏しにくく穂発芽しにくいという当初の目的に加え、心白粒や乳白米などの発生が少なく、透明度や光沢も際立っています。炊きたてだけでなく冷めてもツヤと粘り、柔らかさが保たれ、お弁当やおにぎりにしても格別の美味しさがあるお米です。
ごはん彩々おすすめの茨城米
最後に、ごはん彩々おすすめの茨城米をご紹介します。ぜひ、茨木産のお米を実際に味わってみてください。
コシヒカリ
茨城県産コシヒカリはふっくらと艶やかで、根強いファンも多いです。関東のコシヒカリの中では、比較的粘りが強いのも特徴。優しい甘みで食べやすく、バランスも良いため、和洋食はもちろん、お弁当やおにぎりにもおすすめです。ご購入はこちら
ミルキークイーン
ミルキークイーンは、でんぷんに含まれるアミロースの含有量が低いことから、ごはんを炊くと粘りが強くもちもちとした食感になるお米です。冷めても硬くなりにくく、美味しいのでお弁当にもぴったり。単体でも美味しいのですが、他のお米と混ぜて弾力や食感をプラスするのにもおすすめです。ご購入はこちら
食べ比べセット
茨城県産コシヒカリを産地・製法別に3つ、ミルキークイーンも加えて4つものお米が試せる豪華な食べ比べセットです。茨城県のお米をたっぷり味わいたい人は、ぜひ一度ご賞味ください。ご購入はこちら
まとめ
茨城県は県北部の山々、南部の平野、その間を流れる河川と豊かな自然に恵まれた地域で、オリジナルブランド米もたくさんあります。ごはん彩々では作付け面積が多いコシヒカリを中心に扱っていますので、ぜひ食べ比べセットで、同じ品種でも製法や産地で味が変わることを確かめてみてください。(おいしいごはん研究チーム)
この記事どうだった?
この記事を見た人はこんな記事も見ています!
【特集第3弾:山形県のお米】おいしい品種と特徴をご紹介!