６回連載

　「男はクダル、女はツマル」と、よく言われますが、女性のお悩みといえば、やはり「便秘」が多いものです。確かに女性は男性に比べて便秘になりやすいのですが、最近増えているのはいわゆる「思い込み便秘」です。一般的に排便の目安は、「バナナ２本分を毎朝スッキリ」と言われているので、それよりも少ないと「私って便秘なの？」と思ってしまいがちです。

　しかし、基本的には、食べたものから必要な栄養が吸収された後の「残りカス」が便になるので、食べた内容や量によって日々変わるものです。お腹ぽっこりを気にする女性は、「食べた分だけ出さないと！」と思ってしまうようですが、それは出過ぎ。便の量や排便のタイミングは、食事や運動、睡眠などの状態によって変化するのが自然です。中には、「３日に1回スッキリ」という排便ペースの方もいらっしゃいます。とにかく毎日何とか出そうとして、お通じに良いと言われるお茶や健康食品、お薬などを使いすぎると、腸は自然なゼンドウ運動をしなくなってしまうので、逆効果になる場合もあります。まずは、毎日の食べものから、見直すようにしましょう。

 

伊達 友美（Yumi Date）
静岡県浜松市生まれ
管理栄養士・日本抗加齢医学会認定指導士
戸板女子短期大学食物栄養科ゲスト 講師
日本工学院八王子専門学校スポーツカレッジ 講師
予防医療研究協会 参与
日本ダイエット健康協会 理事
JADA認定サプリメントエキスパート・睡眠エキスパート

10代からダイエットとリバウンドを繰り返し、摂食障害に。30代後半から、プラス栄養の食事を実践し、その後は体重・体型を維持している。
25kg以上のダイエットと摂食障害、ニキビ肌改善をした体験から、食べてやせる「プラス栄養メソッド®」に基づく食事法を提唱。メリハリボディと美肌、アンチエイジングを実現する食事カウンセリングを30年以上行っている。

◎公式ホームページ　　心もうるおす管理栄養士 伊達友美 (dateyumi.com)
★ダイエットの女王ブログ　https://ameblo.jp/omakase-diet/