<夏は熱中症対策!冬は体を温める!>
皆さんはお味噌汁を毎日飲んでいらっしゃいますか? パン食も増えている今日、食卓でお味噌汁を飲む機会が以前と比べると減って来ているようですね。しかし、お味噌汁は栄養面や体調管理にもとても優れた料理の一つです。お味噌汁には、お味噌のアミノ酸やたんぱく質のほかに、具材に使われる野菜や豆腐などをあわせることで、ビタミン・ミネラル・たんぱく質を効率的に摂ることができます。 夏場は、水分・塩分・ミネラルを同時に摂ることができ、熱中症対策としても効果的な食べ物です。高齢者施設などでも上手に取り入れて対策をされているようです。また、冬の寒い朝はご飯とお味噌汁を食べることによって、体が温まり活動的に過ごせるようになります。
熱中症は、近年の猛暑に原因があるかもしれませんが、かつてこのように多くの方が熱中症に罹っていたでしょうか? ごはんと汁物を一緒に摂る食生活の減少も原因の一つと考えられます。
<食べ物から摂る水分>
ご飯は炊飯することで水分が多く含まれます。パンと比べると水分補給が自然に出来るのも魅力です。パン食の場合はスープや飲み物などを少し多めに摂るように心掛けてください。夏場の水分補給はとても大切なものですが、「水分」のみに頼ってしまうと、食事の量が減り必要な栄養素が失いがちになり、夏バテなどにつながる場合もあります。一番はバランスの良い食事をきちんとすることで、必要な栄養素やエネルギー源を確保し、水分補給も出来ると理解しましょう。
<日本の食卓がベスト>
昔から日本の食卓にある、ごはんに味噌汁お漬物、このシンプルな組み合わせが健康維持に役立っているようです。さらに主菜と副菜を上手に取り入れた“一汁三菜”のような献立をお奨めいたします。ごはん彩々の“お米レシピ”では、お味噌汁や一汁三菜のレシピを掲載していますので参考にしてください (*^^*)
▼ 一汁三菜や和食の素晴らしさについての掲載記事
和食の素晴らしさと基本のマナー 基本編
和食の素晴らしさと基本のマナー マナー編
記事・レシピ 監修/宗像伸子
女子栄養短期大学専攻科卒業。管理栄養士として、山王病院、半蔵門病院に長年勤務。ヘルスプランニング・ムナカタ主宰。東京家政学院大学客員教授。正しい食生活のあり方を中心に、幅広い栄養指導、講演活動を行っている。「NHKきょうの料理」「NHKきょうの健康」などテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などでも活躍。近著に『50歳からの健康ごはん』(海竜社)
南魚沼産コシヒカリの麹、製造者自家製の大豆、天然の「天日塩」のみを使用し、1年間熟成させた無添加の「生みそ」。保存料が不使用なので、出荷後も発酵しつづけます!熟成派にお奨めの味わい深いお味噌です。
旨味成分たっぷりの“あさりの味噌汁”。ほっこりとする一杯。