間食とお酒の付き合い方
6回連載
甘いものの誘惑に勝つ方法
ダイエットのご相談を受けていると、女性に多いお悩みは「ご飯は控えられるんですけど、甘いものだけは、どうしてもやめられないんです」というもの。そう、やせるために食事量を抑えるのは意外と簡単にできるのに、甘いものの誘惑には勝てないという方がとても多いのです。それは、脳や体に必要なエネルギー源「糖質」が不足しているからなんです。特に食事でご飯の量を抑えると、必要な糖分が足りなくなるので、それを補うために、甘いものを食べたくなるというわけです。
ですから、甘いものの誘惑に勝つ方法は、「ごはん(白米)をしっかり食べる」のが一番!どちらかというと「あえてご飯は多めに食べておく」のが、甘いものを抑えるためには重要です。特に昼食のご飯量を増やしておくと、夕方に小腹が空いた時でも、甘いものの誘惑に勝てるはず。太らないためには、控えるのではなく、「あえて食べておく」というのも、一つの方法です。
ですから、甘いものの誘惑に勝つ方法は、「ごはん(白米)をしっかり食べる」のが一番!どちらかというと「あえてご飯は多めに食べておく」のが、甘いものを抑えるためには重要です。特に昼食のご飯量を増やしておくと、夕方に小腹が空いた時でも、甘いものの誘惑に勝てるはず。太らないためには、控えるのではなく、「あえて食べておく」というのも、一つの方法です。
お酒の問題は水分
そして、もう一つ多いお悩みは、お酒について。お酒は体に悪いと思っている方が多いですね。食生活の問題点として、「お酒が良くないのはわかってるんですけど」と、おっしゃる方は、たくさんいらっしゃいます。お酒が体に良くない理由はいくつかありますが、一番の問題は「お酒は脱水を招く」ということ。お酒は飲み物なのですが、血管の中の水分を外に出してしまうという働きがあるので、血液が濃くなって「ドロドロ血」になりやすいのです。すると、血中の中性脂肪や糖、尿酸などの数値が高くなってしまいます。
ですから、お酒を飲むときに重要なのは、「水分を一緒に飲む」ということ。お酒は水分としてカウントしないようにしましょう。水やウーロン茶など、水分を挟みながら一緒に飲まなければ脱水してしまいます。1口お酒を飲んだら、2口お水を飲む、くらいが理想的です。お酒の2倍の水分を一緒に飲めば、かなりお腹もいっぱいになるので、自然とお酒の飲み過ぎを防ぐこともできるでしょう。
甘いものとお酒は「心の栄養」
とはいえ、最も重要なポイントは、甘いものとお酒は、「心に栄養を補給する」ものだということです。嗜好品とか、嗜好飲料と言われますが、どちらも残念ながら「体に栄養を補給する」というものではありません。ですから、心が欲する、本当に食べたいもの、飲みたいものを選ぶのが重要です。カロリーや糖質を抑えたものなど、最近では健康を意識した商品も色々と売られていますが、それで心に栄養を補給できるでしょうか?
人が食べ物を口にする目的は2つ。「体に栄養を補給する」か、「心に栄養を補給する」か。体には良くないし、心も満たされないというものだけは、口にしてはいけません。ですから、甘いものとお酒は、体に良さそうなものを選ぶのではなく、「心に栄養を与える、幸せ感のあるもの」を選ぶのが正解です。これだけは、人が教えてくれるものではありません。自分の心に従って、本当に欲するものを選ぶようにしましょう。
伊達 友美 (Yumi Date)
管理栄養士、日本抗加齢医学会認定指導士、ペット栄養管理士。
日本アンチエイジングダイエット協会理事
日本アンチエイジング歯科学会理事
日本工学院八王子専門学校・スポーツカレッジ講師
医療法人財団 百葉の会「銀座医院」
「保科クリニック」、「金町脳神経内科・耳鼻咽喉科」、「杉本クリニック」の4院で、現在、栄養指導を行っている。
◎公式ホームページ 心もうるおす管理栄養士 伊達友美 (dateyumi.com)
1988年 愛知学泉女子短期大学卒業。
専門:ダイエット、美肌、アンチエイジング。「心」と「体」と「性」にまつわる栄養学=ホリスティック・ニュートリションをベースに、これまでに約6,000人の食事カウンセリングを行う。自身の20kg以上のダイエット、摂食障害とニキビ肌改善の体験をもとに、単なる減量ではなく「ボディラインと肌を美しく変身させる」ことを目的とした指導法を確立。
著書・監修本:『体質改善ダイエット』(マガジンハウス)、『大盛りご飯を食べてもやせる技術』(池田書店)、『伊達式若返る食べ方』(マイナビ)他 50冊以上。
★ダイエットの女王ブログ https://ameblo.jp/omakase-diet/
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